今日読んだ記事によると、6割の人が電子マネーを使ったことがあるそうです。
電子マネーの利用状況に関する調査報告
でも、ちょっと変! この調査、インターネットでされています...。この結果は、そりや当然です。だって、ネット調査にモニターとして登録しているような人で、しかも首都圏に住んでいる人は、かなりの高確率で電子マネーなどのIT武器を使っているハズです。同じ調査を山奥とか離島で口頭と筆談で行ったら、全然違う結果になるでしょう。(確か、以前ネットショッピングに関するどこかの調査もネットでやっていました...。)
統計学を少しでも知っている人なら分かっているハズなのですが、調査は母集団が極めて大切です。よくテレビである、渋谷の女子高生100人に聞くレベルの調査では日本中の女子高生の実態はとてもつかめません。「日本の○○は...」という結論を出すためには、少なくとも全国から10万人くらいを無作為に抽出して調査しなくては統計的に有効なデータとはいえません。(本題の電子マネーの調査の対象はたった1000人でした。)
最近ありがちな、あまりにもレベルの低い記事に、みんなが惑わされなければいいのですが...