税務・会計のプロが書いている本らしく、グーグルとヤフーの財務諸表を比べたり、グーグルが巨額を払ってまでユーチューブを買った数字上の理由などをわかりやすく解説しています。
しかし...その「グーグル経済学」も前半だけ。後半は、グーグルで読んだニュース、時事問題についての解説です。グーグルそのものとは関係ありません。サブプライム問題からデリバティブとは何かまで、ものすごく初歩的なことを説明していますが、ある程度普段からニュースを読んでいる人にとっては、かなり退屈な内容です。
さらに最後には、グーグルの使い方についての解説。これも「グーグル経済学」というタイトルからは離脱していますね。
まっ。前半で価値はありましたが、ものすごく目新しいことでもありません。おさらいには最適ですが。
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