
このブログに何度も登場しているイタリアワインの最高峰・ブルネロディモンタルチーノ。今回はバルビという、モンタルチーノ村でもトップクラスの作り手のものです。しかも1990年はベストビンテージの1つ。し、しかもリゼルバです。
日本では多分売っていないものでしょう。9年前に、モンタルチーノ村で直接買ってきて、実家のセラーに寝かせておいたのです。まだワインブームとかのずっと前ですね。
このワインにしてはちょっと寝かせすぎなので、ダメになっているかと思いました。
酸化していたわけではなく、酢になっていたわけでもないのですが、開封して30分くらいして飲んだのにもかかわらず、「?」だったのです。「やっぱり、ダメだったかな...」とちょっとがっくり。
しかし...1時間くらいかけて飲んでいるうちに「!」。すごく味に深みと丸みが出てきました。これぞ、ブルネロのビンテージ物!単に時間がたって「開いてきた」という表現で済むような変化ではありません。違う飲み物というくらいの変化です。
自分にとって大切なワインだったのに、もう酔っ払っていたので、十分に満喫できなくて残念。しかし...ワインは本当に奥が深いものです。