久々に自由が丘の老舗フランス料理店「プティマルシェ」に行ってきました。

前菜は牛肉のカルパッチョ。軽くスモークした牛肉の赤身です。元々イタリア料理ですが、フランス料理らしくソースで味付けされています。ホント、ヨーロッパで食べるような味です。

そして王道・フランス料理であるコンソメジュレ入りの冷たいビシソワーズ。私が大好きなスープなのに、非常に手間がかかる割には作ったところでお偉い評論家さんたちに正しく評価されないためか、出す店が激減しました。ましてや、ここまで本格的なものは都内でも稀です。

店の夏の名物料理・アナゴと茄子のテリーヌ。

そしてメインはアワビのステーキ、エスカルゴソース。
これ、去年もこの時期に食べて超美味しかったのをずっと覚えていて、またいつか食べたい...と思っていたところ、念願の再会を果たしました。もう、感激です!

そしてチーズ。毎回書いていますが、これだけのチーズを揃える店は都心の高級ホテルを含めて日本では非常に少なくなってきました。この店はオーナー夫妻が根性で守り通しています。

おまけにつけてくれた、シェフのスペシャル「焼きシェーブル」。(なんて贅沢なことをするのでしょう!)〆の一杯である濃厚な赤ワインに怖いくらい合います。

そしてデザートはレモン(いや、ゆずだったような...)のグラニテ。この盛り付けがフランスっぽくて素敵です。本当はこれに食後酒のマールをたっぷりかけた食べたいところですね。でも翌日仕事にならないので我慢しました。
流行に流されず、頑固に味を守り抜いている素晴らしい店だと思います。