この10日間くらいで政治、芸能、天気など大きなニュースが色々とありましたが、個人的に一番大きかったのはアップルの創業社長であるスティーブジョブズ氏の引退です。
(民主党代表選なんて、もはやどうでもいいです。ハッキリ言って。海外からもほとんど無視されていますよ。当たり前ですけど。)
スティーブジョブズ氏はアメリカの貧しい家に生まれて、波乱万丈の人生を送ってきました。アップルだってこんなに大成功しているのはiPod、iPhone、iPadとメガヒットが続いたこの数年の話で、最初から順風満帆ではありません。潰れそうにもなっているし、スティーブジョブズ氏も社長を追いやられたこともあります。
そして引退宣言。まだ56歳なので、日本で言えば若すぎでしょう。でも見事な引き際ですね。
政治家でもビジネスマンでも、多くの成功者が上手に引退できずに居ついています。日本もアメリカもヨーロッパも同じです。本人たちはそんなつもりはなかったのでしょうけど、やっぱり偉くなると引けないものなのでしょう。苦労してそこにたどり着いた人は、今度は退けなくなるのでしょう。本人が続けてもまだ足りず、そのあげくに子供に継がせているわけです。
その意味ではビルゲイツ氏と同じく、成功真っ只中なのにあっさりと引退宣言したスティーブジョブズ氏はさすがに立派だと思います。