続・清水周一が語る!

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色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

先々月だったか、全国の書店で発売と同時に完売になってしまい、話題になった村上春樹さんの新作です。その2週間後くらいに本屋でふと見つけたので、思わず買ってしまいました。で、今週やっと読みました。

(謎めいたタイトルですが、読みだしてすぐに意味がわかります。別にそれ自体は大したことじゃありません...。)

主人公である「多崎つくる」は30代の会社員。その彼が大学生になりたての頃に、高校時代の仲好し5人組からいきなり追放されたことを回想しながら前半の話が進み、そして現在に戻ります。

青春小説であり、推理小説的な要素があり、哲学(?)めいた要素があります。さらに村上春樹さん独特で楽しい比喩表現が随所に出てくるので、慣れたファンは期待を裏切られることなく読めるでしょう。

今回は1冊で完結だと思うのですが、びっくりするような結末が待っているわでもありません。その辺は大衆受けを狙った推理小説やドラマ、映画とは違うところですね。

色々な面で、今回も「村上文学」らしい小説だと思いました。

賛否あるようですが、私は好きです。

 

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年
村上春樹
文藝春秋