
「和歌山産」「樹成り」と箱に書いてあった以外、特にブランド名はありませんでした。でも私が今まで食べた中で(記憶している限り)一番美味しい桃でした。
「樹成り」というのは、文字通り、完全に熟するまで木になっていたということでしょう。通常は出荷して輸送中に熟するのを計算して早めに収穫します。しかしこの桃はギリギリまで木になっていたというわけです。ということは、すごく急いで輸送しないと熟しすぎてしまうので、結局、地元でしか食べられないか、空輸などの手段を使うしかないということです。本当の意味で「産地直送」じゃないとダメです。一般的な流通経路をたどって、スーパーの店頭に並んでいたのでは腐ってしまいます。
なるほど、甘いハズです。
(そういえば20年も前にハワイで食べたパイナップルがありえないような甘さだったので聞いてみたら、同じような説明を受けたような気がします。)