続・清水周一が語る!

食べ物のこと、旅行のこと、スポーツのことなど、好き気ままに語っていきます。

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スキーブーツを忘れた話

今日、奥只見丸山スキー場に行く途中、スキーブーツを家に忘れたことに気づき戻りました。

朝から早起きして家を5時に出たのに、気づいた時は既に中間点(上里)。その後の時間は大渋滞だし、戻ってブーツを取っていてはスキー場に着くのが夕方になってしまうため、今日はスキーを断念しました。

現地の温泉宿を予約していたので、とりあえず魚沼まで行き、元々魚沼に必要な用事がいくつかあったので、それを済ませることにしました。それはそれで良い1日でした。

私が本格的にスキーを始めて、三十余年。考えてみれば、過去数回、同じミスをやっていますね。

私たちスキーヤーはスキーの板やウェアは現地で借りることができても、ブーツだけは自分の足形に合わせて作っているため、絶対に借りることができません。そんな大事なものを忘れてしまうことがあるものです。

それにしても思い出すのは20数年前、スキーブーツを忘れたときの話です。当時、嶋崎りかさんという女番長的な存在の人と、その仲間とでスキー合宿をした時でした。

浦佐の宿に泊まり、そこから朝1時間かけて練習の会場に行きました。そこで私はスキーブーツを浦佐の宿に忘れたことに気づきました。

往復すると2時間以上かかります。

りかさんには、「スキーブーツを忘れるなんて信じられない!馬鹿じゃないの!」って笑われました。番長がそう言ったのだから他の人も笑いしました。「ほんとよね!」って。

その日はスキーを断念し、のんびりと1日過ごした気がします。

そして…。
驚いたことにその日の夜、りかさんから電話があったのです。

「もう私は練馬の自宅に帰ったのだけど、まだ、浦佐?」
「浦佐だけど、どうしたの?」
「宿に寄って私のスキーブーツを取ってきてくれない?」
「は?」
「この後すぐ違うスキー場に行くのだけど、宿にブーツを忘れてしまったの…。お願い!」

その宿も彼女の自宅も、ちょうど私が帰る途中にあるので全く手間ではなく、快く応じました。

そして次の日の朝、
彼女から全員宛にメールがあったのです。

「ブーツなんて誰でも忘れるものです。忘れた人を馬鹿にしてはいけません。しゅうちゃんは素晴らしい人です。」

私より10歳も年上で、仕事もスポーツも遊びも数段格上の彼女を、ふと、かわいいと思ったのでした。

あれから20数年。
「周ちゃん、また忘れたの!私はあの一回だけよ。本当にバカね!」

天国で大笑いしながら言っている彼女の姿が、ふと目に浮かんだのでした。