続・清水周一が語る!

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東野圭吾 白銀ジャック

先週、友人が話題にしていたので、昨日買って読んでみました。

話としては、大きなスキー場のどこかに爆弾が仕掛けられたという脅迫文をスキー場が受け取り、、犯人の指示通りにお金を払っていくが... という内容です。

人が実際に殺されたわけではなく、また、容疑者の中から犯人を探り当てていくという典型的な推理小説のパターンでもなく、かなり変則的な推理小説だと思います。

しかし...この作者はよほどスキーとスノーボードに詳しいと思わざるを得ない内容なのです。単に人から聞いたとか調べたというレベルではなく、実際にスキーをかなりやっていた人じゃないとわからないような個所があちこちにあります。

でもこの人の小説は、剣道のことでもバレーのことでも、茶道のことでも、いつも本当に奥深く書かれているのですね...。それだけ徹底して調べているのでしょう。その道のエキスパートもアドバイザーとしてスタッフに入れているのかも知れません。バレーやお茶のことは私もあまり知りませんが、スキーに関しては完全に脱帽です。

話の展開は... まあ、一部は想定範囲内、あとは、いつもながら東野さんらしい、超ダイナミックな落とし所だったと思います。

 

白銀ジャック (実業之日本社文庫)
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実業之日本社