秋も深まりし今日この頃。
たまには1人でゆっくりとワインを飲みながら美味しいものを食べたいと思い、いつものサルディーニャ料理店に行ってきました。

毎回内容ががらりと変わる、前菜。全品手作りなのはここでは当然、さらに全品が他店にないオリジナルばかりなのです。他店にありがちな、一品ぐらい既製品...という種の手抜きが一切ないのが素敵です。まさにシェフ渾身の一皿です。

今回の目玉、白トリュフのリゾット。白トリュフなんて、高級フランス料理店でも滅多に出ない、激レア・超高級食材です。それを目の前で惜しげもなく削ってくれました。テーブルの上が白トリュフの高い香りで満たされたのを鮮明に覚えています。あり得ないくらい、とても贅沢なリゾットです。

そしてメインはフエフキダイ。フエフキダイって沖縄では時々見かけますが、東京では珍しいかも知れません。キノコだの何だのと秋の食材盛り沢山(栗も入っていたような...)の料理です。この店にしてはバターが強く味が濃い目ですが、ボディがしっかりした白ワインにドンピシャに合います。というか、私が飲んでいるワインにわざと合わせてくれたのでしょう。やってくれますね。

「もう少し何か食べたい」とメニューを見ながら、「これか、これか、」と言うと、「じゃあ両方半分ずつ作りますよ。」と言って持ってきてくれました。残りのワインと共に、最後のシメとして楽しみます。

前回は食後酒を2杯飲んで効いてしまったし、今回はお腹いっぱいでデザートも不要と思ったものの、最後にさっぱり系を食べたいと思ったのでシャーベットを頼みました。左のグラスはウォッカです。これをシャーベットにかけると大人の味になりますが、酔っぱらいます。
で、結局全部かけてかけて食べてしまいました。
濃いエスプレッソによく合います。
素晴らしい秋のディナーでした。
Kシェフ、店のみんな、ありがとう!!