
あくまで私見なので、参考にならないかも知れないですけど。
私にとって、高級シャンペンの入口にあるのが、実はこのモエシャンドンです。
まず日本で「シャンペン」と呼ばれているもののうちの約半分は、単なるスパークリングワイン。シャンペンという定義に入っていないものです。(だからと言ってまずいわけではありません。かなり美味しいものも沢山あります。)
そして残りの半分は正式なシャンペンですが、そのうち半分くらいは普及品で、まあ、気軽に飲めるし、そこそこ美味しいかな...というレベルなのです。そして残り半分、つまり全体の25%くらいだけが、本物の、高級シャンペンなのです。(25%じゃなくて、10%以下くらいかな...)
で、その中でもっとも手軽に楽しめるものがモエシャンドンだと思っているのです。これより上か下かで、大きく違います。
もちろん最高級シャンペンのような甘みやまろやかさや香りには及ばないですが、値段の割には上等。辛口で引き締まって、かつフルーティーな味、きめ細かい泡を十分に楽しめる、すばらしいシャンペンだと思います。