残念ながら昨夜の亀田興毅のボクシングの試合は観ていなかったのでなんとも言えませんが、他のスポーツ同様、ボクシングの場合も素人には分からないことも多々あります。世界レベルの試合の場合、パンチが速過ぎて見えないことが多く、採点基準の1つである「クリーンヒットの数」なんていうのは、素人にはまず判別不可です。また、「ディフェンス」、さらに「リングジェネラルシップ」などの採点はかなり主観に頼ってしまうものでしょう。今回だって、同じプロの目でもガッツ石松は判定を「おかしい」と言っていますが、輪島は「正しい」と言っています。
そもそもスポーツの「審判」の考えは、試合をしている二者では判断が出来ないので、中立の第三者に決めてもらうというのが趣旨です。極端に言うと、例え事実が違っても、審判が「勝ち!」と言ったものが勝ちなのです。なので、ビデオ判定とかを行うと、審判そのものの本来の意味がなくなってしまいます。採点スポーツや、審判の判断が勝敗を決めるスポーツは常に難しいところですが、私個人的には審判の判断を絶対とするのが、スポーツとして正しいと思っています。
今回のケースは、素直に亀田選手の勝利を祝すべきでは?