今日、あるIT企業の社長と昼食をとりながら聞いた話です。
どうやら、その会社はうつ病の人が最近異常に多いのが社長の悩みだそうです。しかも単にやる気がないといったいわゆる「五月病」ではなく、精神科での治療が必要なくらいのレベルなのです。仕事がうまくいかない、上司やお客さんに怒られたということで、出勤拒否を起こす人もいるそうです。
で、共通して言えることは、30代前後の技術者で、裕福な家庭で育ち、一流大学を卒業していることです。おそらく恵まれた環境でテレビゲームをして育ったために人と話したり、他人から怒られたり、逆境にあったりしたことがないまま大人になったのでしょう。
その社長さんと話して出た結論としては、もっともっと、子供たち(いや、大人も)アウトドアスポーツをしたらいいのではということです。アウトドアでは突然の雨や嵐、大雪は日常的にあります。競技をすれば勝敗があり、負けて悔しいこともあります。またコーチから厳しい指導をうけることもあれば、仲間同士助け合うこともあります。仕事で突然逆境に立つことになっても、平気なはずです。他人とのコミュニケーションも自然とうまくなります。
普段、教育問題なんて関心ない私ですが、スポーツインストラクターの端くれとして、ふとそんなことを考えたのでした。