続・清水周一が語る!

食べ物のこと、旅行のこと、スポーツのことなど、好き気ままに語っていきます。

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バカの壁

3-4年前にベストセラーになった本を、やっと読んでみました。「バカの壁」というタイトルからしてギャグの本を想像しますが、医学者が書いた真面目な本です。

人は結局自分の脳に入ってくることしか理解せず、それが「バカの壁」だそうです。偏見があると知識が全く吸収できないという話だと思います。それは確かに自分の経験でも周りの人を見ていても同感です。その他、天才と凡才の違いなども著者独自の切り口で分析してあります。

しかしこの著者自身、ものすごく偏見が強く、「最近の若い者は...」的な論述が随所にあります。結局全体を通しての主張がなく、ただ著者の不満を聞いている感じがしました。

アマゾンの書評はきっぱりと賛否に分かれています。私は残念ながら否です。

バカの壁

新潮社

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