麻布の人気フランス料理店「ル・ブルギニオン」に再び行ってきました。

私にとって、年に1度あるかないかのメガヒット。「海の幸タルタル」です。すごく新鮮な海の幸が数種類タルタルになって、カリフラワーのムースがのって、海水風味のジュレがかかっています。青海苔が海の香りを出しています。一見バラバラの素材ですが、それぞれの素材の持つ臭みを見事に活かし、驚くほどに調和させています。目を閉じれば壮大な海が思い浮かぶ、そんな料理です。前回初めて口にしたときは本当に絶句でした。「菊池シェフって天才だな...」と知った一品です。

そして秋-冬の名物・鹿のパイ包みです。鹿肉のクセをファグラで引き立てるという、すばらしい料理です。他では考えられない味だと思います。

デザートはあまり食べないほうなのですが、ここは格別。この一皿を見ても、創作意欲を感じます。見た目の美しさ、イチゴの酸味と甘みを引き出した、とっても幸福なデザートです。

ワインはシャンパンから始まって4人で4本飲みました。どれも超・美味しいワインですが、今回特に印象に残ったのが、このピュリニモンラッシュ。なんと2005年ビンテージです。Philippe Chavyという小さな作り手のものです。
フルーティで、すごい厚みがある味。2杯目からは味が変化し、まろやかさが加わります。さらさらの深雪のようなやさしさ。あらためて、ワインの奥深さを知りました。