そもそもTVをまったく見ない私は、この人が有名なお笑い芸人だとも知らずに、小説だと思ってこの本を買ってしまいました...それは、ともかく。
今の中高生に読ませたいばかりでなく、世の中がイヤになった大人にもおすすめです。飽食暖衣を当たり前と思い、少しでもうまく行かないことがあれば、スグにぶち切れるのがバカらしくなってきます。
母親が亡くなり、家を差し押さえされ、父親に逃げられ、理不尽にも無一文家なしになった兄弟3人の話です。周囲の人の、暖かい愛情に助けられ、生きていきます。
感動的な内容ですが、芸人らしく、文章は軽快で読みやすく楽しく、すぐに読めてしまいます。
ただ、「ホームレス」というタイトルの割には、ホームレスの期間はほんの数週間、本でも最初の1/4程度で、早死してしまった母親のことが内容の軸になって、大ヒット作「東京タワー」とイメージがダブります。後追いである感は否めません。(やはり、本はタイトルですね...。)また、究極の貧乏生活といっても、例えば終戦直後や発展途上国のように本当に万策尽きたわけではなく、単に作者の甘えから貧乏生活を興味半分でやってみたという部分も否定できません。もちろん、ものすごい不幸だったことは確かですが。
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