続・清水周一が語る!

食べ物のこと、旅行のこと、スポーツのことなど、好き気ままに語っていきます。

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中止する判断の難しさ

昨日起こった浜名湖でボートが転覆して中学生が亡くなった事故。ニュースを見ていると皆そろって、「こんな状況で訓練を中止にしなかったのがおかしい!」と言っています。

はたしてそうでしょうか?

生徒たちは地元に住んでいるわけではなく、毎日この訓練が出来るわけではありません。先生も生徒も、恐らく数カ月前から準備を整え、お金をかけ、時間を使って、楽しみにしてきているわけです。

「今日は天気が悪いから、中止にしよう!」と、簡単に言えますか?

私自身もアウトドアスポーツのインストラクターです。今回の事故当日の状況は正確にはわかりませんんが、(台風直下ならともかく)多少の悪天候なら決行するでしょう。判断した教師も同じだったに違いありません。

もちろん状況が悪化した際に途中でも切り上げることができる体制が必須ですが、少なくともニュースを見る限りでは、今回も途中で中断して撤退しようとしていたわけです。

結果として不幸な事故になってしまいました。もちろん、生徒の大切な命を預かる立場である教師やリーダーたちの責任、そし十分な体制がなかったことは徹底して追及されるべきです。しかし、簡単に、「あんな状況で普通中止にするよ!」と言っているようでは、同じ事故は再発するでしょう。

中止の判断が難しいのは、どんなことでも同じです。ビジネスでも、赤字店を閉鎖にしたり、採算の合わない事業を中止したりする判断ができない経営者がほとんどです。含み損があるポジションを閉じられなくて大損を出すトレーダーも沢山いるわけです。

単に感情論で批判せずに、事後的な評価だけに終わらせずに、再発防止のための明確な判断基準を設け、徹底してアウトドアスポーツの危険を認識することが、今回のような不幸を二度と起こさないための唯一の手段だと思います。