続・清水周一が語る!

食べ物のこと、旅行のこと、スポーツのことなど、好き気ままに語っていきます。

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モンシャウ(Monschau)

デュッセルドルフから車で1時間くらいのところにある、ドイツの古い街に行ってきました。13世紀に建てられたお城があり、その時代の面影を残す街です。今の街の様子は約300年前から変わらずに残されているというから驚きです。

 

 

高台にそびえたつ城は街を守っているようです。季節がよく、紅葉が見事ですね。

 

 

中心には川が流れていて、その左右に家が立ち並びます。当時はこの川を生活に活用していたのでしょうか?

建物の造り、石畳の狭い道は昔のままの状態で頑固に守られているようです。

 

そして(当然)ドイツビール。川沿いのテラス席でいただく生ビールは格別です。夏にくればもっと最高でしょう...。

 

 

ヨーロッパって小さな店でも必ずと言っていいほどスープがあります。少し寒い日だったので、ビールとスープという組み合わせにしてみましたが、悪くないですね。

山に囲まれた古い街の雰囲気は、スイスやオーストリアのスキー場に似た点もあります。ここはそれほど高い場所ではないので、スキー場ではなく、夏の避暑地として人気があるようでした。東京でいう軽井沢とか日光みたいな感じかも知れません。

次回は夏に来て1、2泊し、川沿いのテラス席で朝食~ディナーまで楽しんでみたいところです。

 

 

ポムフリット

私が子供の頃、初めてドイツに行って初めて食べた思い出のある食事の1つです。食事というよりおやつに軽く食べるスナックのような感覚です。大阪のたこ焼き的な存在かもしれません。

 

 

ポムフリットという言葉からして、おそらく元はフランスなのだと思います。ドイツでは街中にスタンドやキッチンカーみたいなのがあり、これを売っていて、写真のような紙皿や紙でそのままくるっと包んで出してくれます。

これにケチャップではなく、マヨネーズをつけて食べるのがドイツ式のようです。ソーセージとセットになって売っていることもありますね。

揚げたてのホクホクのポムフリットにマヨネーズをたっぷりつけて食べると、東京のファーストフードや居酒屋で食べるフライドポテトとは全く違う味がするから不思議です。

知るとぞ知るドイツの隠れ名物料理です。

本場のアプフェルシュトゥルーデル

ドイツで本場のアップフェルシュトゥルーデルを食べてみました。少し前に神戸のにしむら珈琲で食べたものと同じタイプです。おそらく元祖はオーストリアだと思うのですが、ドイツでも一般的によく食べられているようです。

 

さすが本場...!

この生クリームとアイスクリームの盛り付けが半端ないですね。この、やや荒々しく、どさっと盛り付けられた感じも素敵です。先日日本で食べたものもかなり現地に近い本格的なものでしたが、やはり本場の方が一枚上手でしょう。

ビールを飲んで食事をたくさん食べた後、1人でこれを食べるのは危険すぎます。

昼食代わりに食べるか、または食後のデザートに食べるなら仲間とシェアするのが正解です。

2025年10月10日 にしむら珈琲の店内で食べるケーキ

2025年06月20日 アプフェルシュトゥルーデル

ドイツ式朝食その二

連日のように友人の家で豪華な朝食をたっぷりといただいてしまったので、一日くらいは少し軽めの朝食にしようと思い、ホテル近くのベーカリーに行ってきました。

掲示されているメニューはドイツ語のみでよくわからなかったので、とりあえず値段的にリーズナブルな感じでがする朝食セットみたいなのを中身不明なままで注文してみたところ…なんと、結局いつも友人宅でいただいてた朝食と同じタイプのものが出てきました。

 

 

やっぱりこれがドイツ式なのですね。

ベーカリーで焼いたホカホカの焼きたてパン3種類、ハム、サラミ、チーズです。それにコーヒーとゆで卵が付いています。パンはやっぱり朝焼いたものをその場で食べるので最高に美味しいです。

ドイツ式の硬いパン二種類にソフトタイプのパン一枚です。こちらは日本の食パンと少し似た感じがします。コーヒーもちゃんとその場でマシンを使って入れてくれたものです。

こんな素敵なカフェが渋谷にもあって朝早くから開いていたら毎日通ってしまいそうです。

オランダのマーストリヒトでムール貝

私が滞在していたドイツの街から車で1時間くらいのところにある、オランダのマーストリヒトという街に行ってきました。EUの「マーストリヒト条約」が締結されたときに街の名前がついたので、世界的に知名度が高くなった感があります。

 

 

街に着き、早速オランダ名物であるムール貝を食べに行きました。日本でこれを頼むと茶碗くらいのサイズで出てきますが、オランダやフランスなどでは写真のように洗面器サイズに入って出てきます。人数分注文するとそれだけでテーブルがいっぱいになるので、なかなか迫力があります。

 

 

そして、地元のビール。ムール貝は白ワインに合うのはもちろんですが、この地元のすっきりしたビールも不思議とよく合います。


街には、教会や水車、防御壁など古い建築物がそのまま残っていて、その時代のヨーロッパの雰囲気がわかります。

 

 

ドイツからわずか1時間、しかもEUなってからは、パスポート不要、通貨も加盟国すべて同じなので、東京の人たちが横浜に行くらいの感覚で遊びに行けるのです。

それで景色も文化が全く違うのが面白いところです。

ドイツ式の朝食

ドイツの友人の家でいただきました。典型的なドイツの朝食だそうです。そういえば私が50年近く前に初めてドイツに行った時も、親戚の家で同じ形式の朝食をいただいて美味しかった記憶がいまだにあります。

 

 

 

この家は徒歩30秒のところにパン屋さんがあり、そこに行って毎朝焼きたてのパンを買ってくることができます。朝から焼きたての美味しいドイツパンを食べらるなんて、幸せです。

そのパンを半分に切って、バターをたっぷり塗って、チーズやハムを挟んで食べるというわけです。

バターをたっぷり塗るためにカロリーは高めですが、1日1個ならむしろ健康的なレベルともいえるでしょう。ま、私はあまりにもおいしかったので、三つ食べてしまいましたが...。

そしてなんと、昨日少し風邪気味だった私のために、友人のお母さんが特製スープを作ってくださいました。

チキン、野菜に加えてたくさんのハーブや生姜が入っているものです。そのお母さんのお祖母、つまり友人の「ひいおばあちゃん」から受け継ぐスープだそうです。

体だけでなく、心が芯から温まる、素晴らしい朝食でした。

ビールパフェ

デュッセルドルフにある老舗のビアレストランで食後にいただきました。

 

この入れものといい、盛り付けといい、明らかにビールに見立てているのでしょう。ユーモアとセンスがあふれる一皿です。

中身はビール味....なわけはありません。ベルギーチョコと同じく、濃厚で味があるチョコです。しかも容赦なく甘くしてあるのがヨーロッパらしくて素敵です。

スイーツだからといって、子供向けではなく、子供から大人までがみんな楽しめるように工夫しているのだと思います

しかし...デザートまでビール風にしてしまうとは、さすがビール大国。

ウィンナーシュニッチェル

「ウィンナー」と言うのは、別にソーセージのことではありません。「ウィーンの」という意味です。つまり正確にはドイツ料理ではなく、オーストリアの名物料理なのです。でもドイツでも一般的に食べられているようです。

 

 

早い話、仔牛カツレツです。私の超大好物です。初めてウィーンで食べて非常においしかった思い出があります。

ドイツのレストランで注文してみると、期待通りカラッと揚げられた特大サイズの牛肉カツレツが出てきました。ここにゴタゴタと余計な味をつけるのではなく、レモンと塩のみでシンプルな味でいただくのがこちら風です。

付け合わせのジャガイモ、瓶に入ったキュウリなどは店のオリジナルですが、ドイツらしくて素敵です。中の牛肉は脂身が少なく、赤みが中心の肉でちょっと歯ごたえがあるのも私好みで良いです。

日本にありそうでないヨーロッパらしい料理だと私は思います。。

ケルンのビール

こちらはケルンにある超老舗のビールです。20年前にとても美味しかった思い出があるので、再訪しました。

 

 

写真ではわかりにくいですが、200ml入りの小さなグラスで運ばれてきます。これを、わんこそば的に何杯もお代わりして飲みます。大ジョッキと違い、常に淹れたてのビールを楽しめるという仕組みです。昨日書いたアルトビアと対照的に、やや軽めの味なので、ホント、次々に飲んでしまいます。

 

 

タルタルステーキ。日本では食べることが出来なくなってしまった、生肉の料理です。

 

 

これは...確か牛肉の煮込みだったと思います。古典的、かつ典型的なドイツ料理です。横に添えられた丸いポテトも良い感じです。

 

どれもビールに合うのはさすが。

 

 

ドイツといえば...。

やっぱりビールでしょう!私が訪ねた小さな街で1200年代からやっているという、超・超老舗のAlt Bier(アルトビア。ドイツ語で「古いビール」の意味)を生で楽しみました。生産量が少なく、大々的には流通していないため、このビールの生が飲めるのはおそらくこの街だけだと思います。

 

 

色がやや濃いめで、しっかりした味のビールです。

パッと見たところはイギリス式の黒ビールのように思えてしまうのですが、もちろん全然違います。見た目よりも苦味が少なく、意外とクセも少なく飲みやすいタイプですが、何とも言えないコクがあり、深い味わいがあります。

最近、米国やオーストラリアなどを中心に普及してきたIPAなどのクラフトビールが新しいビールなのに対し、こちらは名前通り昔ながらの製法による昔ながらの味を、ビール職人さん達が頑固に守り通しているのです。なんともドイツ的で素敵です。

他では味わえない、ここならではの最高においしいビールです。